text:社会・政治についての姿勢

社会・政治についての姿勢
書くつもりの内容

  • 基本姿勢
  • 判断基準と判断
  • 生活

まず、前提として、人間の人生は、本人の意志で始まるわけではない。僕は基本的な考えとして常に、「自分が人間としてこの時代のこの場所に生まれた」ということを、事故、アクシデントとして捉えている。それはネガティブなことではないし、肉親を恨んでいるとかも一切ない。ただ、生命や人間が無条件に美しいものであるとか喜ばしいものであるとか、そういう考えから距離を取りたいと思っている。

炭素骨格、有機物、細胞、動物、人間、道具、農耕、定住、国家。これらは宇宙の中で偶然生まれる無限のパターンの中の1つで、だけどある程度必然性がある。数万年単位で気候や地殻が不安定性や安定性を供給しなければ人間まで進化が進むことは難しくて、国家を作って定住することは自然界に人間に近い動物が生まれた時点で、かなり起こりやすいことだったはずだ。

そんな中で、人類が生まれて何万年、所有や財、法や税や刑などの概念が一通り揃い、だけど差別や人権問題が残っているという、21世紀に偶然自分が生まれた。このことは自分のせいではないし、21世紀や北半球という地域などにほとんど愛着を感じない。これは自動的に割り当てられたものだ。それに愛着を持つ人が多いのは知っている。自分は違うというだけだ。

それに対する前提として、自分は自分以外にはなれない、という事実がある。自己は自分の肉体とくっついていて、なかなか空想の中だけに自分を置く人生というのは難しい。いくらそうしようとしても、ハードウェアである肉体を維持することが必須だからだ。上下水道や治安維持やごみ収集に健康を守られ、軍や外交に権力の均衡を任せていて、それによって生活が成り立っている。

どんなに空想や仮想や設定の中に生きる自分の比重を増やしても、どこかから金を得てきたり、家賃や光熱費を払ったり、飲食したり眠ったりする必要がある。これにはかなりの時間を取られる。この部分を完全に「意味のない時間を感情を殺して過ごす」ことも可能だけど、僕にはできない。つらい仕事に耐えられないし、毎日同じものを食べるのも飽きる。生きていく以上、これらの時間を、満足して暮らしていきたい。そのために、ある程度の労力を使って、政治に関わっている。

税率、労基法、建築法や都市計画の方針、営業許可や保健に関するルール、生活の全ては政治的決定の影響を受ける。政治的決定のクオリティが生活のクオリティのかなりの部分を決める。家賃補助があれば1つグレードの高い住環境で、安眠の概念が変わるかもしれない。関税が安ければ気軽に食べられる果物の数が変わるかもしれない。それらによって自分のできることが増えたり、仕上がりの豊かさが変わるかもしれない。だから政治的決定のクオリティを高めたり、悪化するのを防ぐために一定量の貢献をしようとしている。悪化を防ぎたいという気持ちは、自分の場合特に強い。

政治的決定のためには、情報と議論が過程になっている。決定のために必要なことを知って、考え、それから決定する。だから、ある政治的決定がまともであるか腐っているかを判断したり応援したり拒否したりするためには、その過程を把握する必要がある。政治を代理する人たちと同じ水準で知ったり考えたりする必要はなくて、要点や道理を押さえれば十分だと思っている。